ひのきの家に住んでみて。 お客様の暮らし
「二世帯での暮らしを楽しむ家」
INTERVIEW 12
- 建築場所/栃木県
玄関を正面に1階LDKを見る。吹き抜けやあらわしの筋交いによって、広々とした空間となった。登志子さまと孫二人の会話も弾む。
吹き抜けでゆるやかにつながる空間
地域一帯が景観形成重点地区に指定されている、閑静な住宅街に建つ杉村さま邸。玄関から足を踏み入れると、すぐに広がる吹き抜けの開放的なリビングや鮮やかな青色の壁面に思わず目を奪われます。
この家に暮らすのは俊洋さま・幸恵さまご夫妻と3歳になるご長男、そして俊洋さまのお母さま・登志子さま、俊洋さまの妹・朋子さま、小学6年生の朋子さまのご長男です。俊洋さま世帯が2階、お母さまと妹さま世帯が1階と、生活空間を区切りながらも吹き抜けによってゆるやかにつながる二世帯住宅です。さらに1階には登志子さまが営む理容室を併設しています。
家づくりを決めたのは、それまで市内のアパートにご家族と暮らしていた俊洋さま。2年前に登志子さまが大病を患ったことが家づくりを考え始めたきっかけだったといいます。「実家では、母が住まいを兼ねた理容室を営んでいました。今は病状は落ち着きましたが、孫と一緒に暮らしたいという母の願いや、子どもの成長を考慮して、二世帯住宅として建て替えることを決めました」(俊洋さま)。
俊洋さまが家づくりにおいて前提条件として掲げたのは、二世帯住宅ということに加えて、理容室の店舗スペース、そして車やバイクが趣味である俊洋さま自身の念願だったビルトインガレージでした。「僕としては好みのガレージハウスを追求したかったのですが、やはり家族みんなができるだけストレスを感じずに過ごせるのが良いと思い、いくつかのハウスメーカーを検討する中で、温もりを感じるもりぞうの木曾ひのきの家に惹かれました」(俊洋さま)。
いとこ同士がリビングで遊ぶ様子を見守る幸恵さま。「甥っ子がいつも息子の面倒を見てくれるので、非常に助かってます」(俊洋さま)。
二世帯での暮らしを楽しむ
家づくりのパートナーとしてもりぞうを選んだ決定打となったのは「高気密・高断熱」、「全館空調」、「耐震等級3」の3つのポイントをもりぞうが満たしていたからだといいます。「この周辺は東日本大震災のときに震度6強と市内で一番揺れが大きい地域でした。幸いにも大きな被害はなかったのですが、これを受けて安全面には特にこだわりました」(俊洋さま)。プランづくりに際しては、俊洋さまが自ら設計図を作成。「素人なので採光や耐震についてはわからなかったのですが、間取りや吹き抜けのアイデアを盛り込んだ設計図をもりぞうさんに渡しました」という俊洋さま。これを受け取ったもりぞうとともに、打ち合わせを重ねて完成形へと作り上げていった。
こうして今年の4月に新たに二世帯住宅として生まれ変わった杉村さま邸。「以前は隣家によって光が遮られて、とにかく暗かったんですが、吹き抜けを設けたことによってたっぷりと光が入り、心地良いです」と俊洋さま。朋子さまも「二世帯での暮らしになって、また賑やかな生活になりました。生活空間がほどよく区切られていて、住み心地はとても良いです」と微笑みます。
二世帯住宅となり、大きく変化した暮らしを楽しんでいる杉村さまご家族。「これから子ども達も大きくなっていくので、家族構成も変わっていくことでしょう。さまざまな変化にフレキシブルに対応できる家に仕上がったと思います」と俊洋さま。これからもご家族に寄り添ったこの住まいが、日々の暮らしを充実したものにしていくことでしょう。