ひのきの家に住んでみて。 お客様の暮らし
「心から落ち着ける「おもてなし」の家」
INTERVIEW 19
- 建築場所/千葉県
心から落ち着ける「おもてなし」の家
美しく整えられた外構と和モダンデザインが調和し、周辺環境と溶け込むKさま邸。中に入ると、色打掛が飾られた華やかな床の間を据えた玄関ホールが広がり、足触りのよい畳敷きの廊下がリビングへ続いていきます。
この家に暮らしているのは日本三大囃子の一つ「佐原囃子」で使用される伝統楽器「鼓つづみ」の演奏・製作を趣味として楽しむKさま。2019年に千葉県を襲った台風15号をきっかけに、築52年の実家の建て替えを決意しました。そして約1年半前に、ゲストを招くことが好きというKさまの「おもてなし」の心を隅々まで表現した住まいを完成させました。「心から落ち着くことができる家をコンセプトにしています。私もお客さまもゆっくり心地よく過ごすことができ、なおかつお客さまに楽しんでいただけるような住まいを目指しました」(Kさま)。
家づくりのパートナーとしてもりぞうを選んだ決め手となったのは、もりぞうならではの和モダンデザインと木曾ひのきの温もりに包まれた落ち着きのある空間でした。「住宅展示場見学でもりぞうと出会いました。モデルハウスに一歩入った瞬間に、いいな! と強く感じ、もりぞうとの家づくりを決意しました。その時点では木曾ひのきに強いこだわりはなかったものの、実際に木曾ひのきをふんだんに使ったこの家で暮らし始めてから、心安らぐ香りや自然素材ならではの風合いなど、木曾ひのきの魅力を実感するようになりました」(Kさま)。
ゲストが集うリビングには、オーダーメイドの囲炉裏テーブルを設置。木曾ひのきの羽目板天井により温かみのある空間に。
暮らしやすさにこだわった心地よい住空間
プラン作成にあたり、Kさまが最も重視したのは、木曾ひのきで仕上げた浴室でした。「365日毎日利用する場所なので、妥協せずにこだわりました。坪庭を眺めながら、ゆっくりと一日の疲れをとる癒しの空間です」とKさまは微笑みます。
また、お料理好きのKさまは、ゲストとのコミュニケーションが楽しめる開放的なアイランドキッチンにもこだわりました。「対面で会話を楽しみながら、料理をつくりたいという思いがまず第一にありました。さらに、もりぞうの100年住み継ぐ家というコンセプトの通り、私だけではなく私の後の世代がこの家に暮らすことも見据えて、楽しみながら料理ができる快適なキッチンを追求しました」(Kさま)。
日当たりや動線などを考慮したLDKや水回りなどの配置は、もりぞうの設計士・葛貫さんと入念に打ち合わせを重ね、プランに落とし込んだといいます。「最初に自分の理想のイメージを反映したスケッチをお渡しし、それをもとに暮らしやすさを考慮した間取りを考案していただきました。専門的な知識と経験を生かしたアドバイスをいただきながら、お互いに協力して納得のいく家づくりに取り組めました」(Kさま)。
木曾ひのきの温もり、居心地のよい快適な空間、そして、ゲストを楽しませたいという思いを形にしたKさま邸。「想像以上に素敵な家になり、とても満足しています。週末には地域のお囃子仲間などの友人が訪れますが、皆さんに楽しんでいただいており、私も嬉しいです」と微笑むKさま。その表情からも、この住まいへの愛着が伝わってきました。
リビングからダイニング側を見る。障子越しの柔らかな光で心地よい明るさに満ちている。