スタッフブログ 2011.04.27 忘れてはならないこと・・・
皆さんこんにちは。
津野浩一です。
東日本大震災の被災者の方々には、
この場を借りまして心よりお見舞い申しあげます。
併せて、私たち「もりぞう」の役職員一同は、
事業活動を通じて被災地域の復興、
発展に貢献して行くことを誓います。
そして私たちには、忘れてはならない大切なことがあります。
私たちが「株式会社もりぞう」を設立したのは、
平成21年11月18日の直前となる
同年10月23日のことでした。
当時は、50棟という建設途中のお客さまと
契約金は支払いながら着工に至っていないお客さま157名を
抱えていました。
富士ハウス㈱や㈱アーバンエステートのような社会問題を
おこさないためにも「もりぞう」は
スタートさせねばならなかったのです。
勿論、木曾ひのきを使用した立派な住宅商品と
多くの意識の高い社員がこの事業を支えて来たという事実は
間違いなくありました。
前オーナーからは、お客さま・従業員・下請業者を守ってほしい
という強い熱意を伝えられました。
だから、私たちには躊躇する余裕は全くありませんでした。
「木曾ひのきの家 株式会社もりぞう」のスタートです。
先ずは、社員と力を合わせ建設途中の現場を再開させ、
契約済みのお客さまとは再開するために
新契約を締結して行きました。
努力の甲斐あって、全てのお客さまの住宅を
完成に漕ぎ着けることができました。
このことは、わが国住宅業界史上、
稀に見る快挙と言えましょう。
社員の頑張りに心から敬意を表します。
そこで、私たちが掲げた企業理念をもう一度思い起こして下さい。
第一は、「お客さまに感謝される企業となること」です。
企業は、お客さまに嫌われたら成立しない、
ごくごくあたりまえのことのようですね。
でも真にお客さまに感謝されるということは
簡単なことではありません。
人と人との出会いを原点とするお客さまとの繋がり、
契約をそのまま実行するだけではない住宅事業の奥深さ、
生きざまを素直にお客さまから評価される。
企業理念の目指す一番目には、
このような生きがいに繋がる企業の存在理由を掲げました。
二番目は、「社員が常に誇りに思える企業となること」です。
私たちが生きて行くことは、
社会と深く関わって行くこととなります。
人間が社会的動物と言われる所以ですね。
その中で企業活動を通じて社会にかかわって行く比率は
ますます大きくなって行きます。
企業は、その事業活動において常に社会から評価され、
そこで得た利益の多くは事業活動そのもの或いは
社員の消費を通じて再び社会に還元されます。
まさに一人ひとりが誇りを持って生きて行くためには、
企業活動そのものが正々堂々として社会から評価されるもの
でなくてはなりません。
企業理念の二番目は、このような企業の在り方そのものを
インナーからの声として掲げました。
最後の「100年永続するために
堅実経営を旨とすること」とは、
企業経営が行き詰まると多くの人たちに迷惑をかけるという
実体験を通して習得した結論です。
まさに企業活動は、途中退場を許されないのです。
そして100年以上もつ家を提供しようとする私たちにとって、
企業そのものも100年以上永続させねばなりません。
堅実経営を標榜するのは当たりまえのことのようですが、
常に掲げることで私たちがとかく忘れやすい
あたりまえのことへの備えの強さを表しています。
私はこのことを肝に銘じ、事業経営を行って参ります。
この企業理念は、「もりぞう」が開かれた経営を行うという
覚悟でもあるのです。
この3つの企業理念を堂々と掲げ、
社員一人ひとりが忘れることなく、
お客さまのこだわりの家づくりのため、
日々努力を怠らず、取り組んで参ります。
どうぞお客さまのその目で「もりぞう」をじっくり見て下さい。
「株式会社もりぞう」の繁栄がお客さまと社員の幸福に直結すると
心から願い、私からの言葉とさせていただきます。
平成23年4月27日
社長 津 野 浩 一