スタッフブログ 2013.01.31 まめ知識!【家づくりの建築用語12】
皆さまこんにちは!
木曾ひのきの家もりぞうです。
さて、早速ですが本日は、
まめ知識!【家づくりの建築用語12】と題してお届けします!
本日の用語は、“適材適所(てきざいてきしょ)”です。
『ん?建築と何の関係があるの?!』と思われる方も多いですよね?
『知ってるよ!』という方ももちろんいらっしゃると思います。
ちょっとお付き合い下さい。
「適材適所」は、デジタル大辞泉によると、
「その人の適性や能力に応じて、それにふさわしい地位・仕事に就かせること」
とあります。
実はこの四字熟語の語源は、
日本の木造建築が関係しています!
日本の伝統建築では、その木材の特性(適性)によって
どこ(場所)に使うのが良いかを使い分けていたということが語源だそうです。
豊富な森林資源に恵まれた日本では
歴史を振り返ると色々な材種が建築に使われていて、
建物を支える重要な柱や土台、梁用の材、
壁材や天井材にして木目の美しさを楽しむ材、
建具用の材などなど
まさに適切で理にかなった使い分けをしていました。
木を知り尽くした職人さんの知恵によって
今でも存在する長寿命の木造建築があるんですね。
すごいですよね。
私たちもりぞうの家では、取り換えが困難で
また強度が必要とされる土台と柱には
腐りにくく長期の耐久性と強度に優れた木曾ひのき、
二階の床を支える梁には曲げ強度の大きい米松を、
というように、適材適所の考えのもとで木材選定をしています。
それが本来持つ適応性や能力に合う場所で力が発揮されるというのは、
活き活きといかされるという意味でとても良いですよね☆
以上、本日のまめ知識でした。
次回のまめ知識!もお楽しみに!
木曾ひのきの家もりぞう